心此処にあらずとも僕は傷んだふりして吐き出す嘘

実写版蟲師を観ました。
店頭で実写版の隣にアニメ版が全巻並んでて、どっちにするかちょっと悩んだけど結局オダギリさんをレジに持っていく。
アニメ版はいつか全部DVD揃えるんだ。
今年の目標です(笑)
以下感想。当然ネタバレしてますからね。辛口ばかり(笑)


あれ?ギンコってこんなに暗かったっけ?
飄々としてるイメージあったんだけどなぁ。蟲タバコが煙管だった…。
それに比べて虹郎が活発で明るい。もちょっと陰気でいいのに。
淡幽はかわいい。が、かわいすぎるよ…。もっとさっぱりした潔さがほしいなあ。口調も統一してほしかった。原作口調と女の子口調が混ざってて要所要所で気になった。お箸で蟲封じのシーンはよかったな。変に大袈裟にされてなかったし。でも封じた禁種の蟲を愛玩動物って言ってなかった?愛玩動物紙魚で、痣の蟲とは別物なんだと思ってたんだけど違うんすかね。
真火が…真火がさあ(泣)どうしてもっとかわいい子を使ってくれなかったのか(笑)
蝸牛がみっちり密集してるシーンは気持ち悪ィ。あと「阿」の寄生シーンも気色悪ィ。殻から細い紐が出てきて床中毛細血管みたく広がって、寝てるギンコの身体中に纏わりついて寄生(笑)寝てるときにしか寄生できないとか、生えた角が「吽」になるとかいう設定、いらん。
ヌイは結構イメージどおり。ヌイとヨキが心通わすシーンが少なかった。里に下りてくるシーン入れるより山で蟲について教わるシーンとか入れたほうが、どうしてヌイがあんなにヨキに固執したかがわかりやすくなったんじゃないかなぁ。つーか何であんなにヌイをホラーチックに仕上げたのかが謎。そのまま常闇になりました、で終わしときゃよかったのに。
途中に治療してる患者さんが「露を吸う群れ」に出てきた蟲だったり、草むらを飛び回る蟲の群れが夢野間だったり小ネタがきいてたよ。
虹蛇はキレイでした。闇夜に虹がでるなんてステキですよね。


やっぱりマンガを実写化するっていうのは難しいですね。どうしてもここはこうじゃない、とかあそこはそういうイメージじゃないとか始まって、最終的に原作はよかったのにねって終わる気がする。
小説よりも難しいんじゃないかな。もう登場人物が目に見える形であるわけだからね。
でもこれからは原作つきの実写化が多くなるんだろうなあ。